pmsの吐き気がツライとき‥覚えておきたい対処法3つと治療法

pms 吐き気

「pmsの吐き気は、二日酔いよりツラい・・
 めまいと頭痛がして、ゾクゾク寒気がする」

pmsの吐き気は、乗り物酔いのようなめまいがしたり、胃がムカムカしたり・・とにかく気持ちが悪いですね。他にも全身がダルくなったり、寒気がしたり、下腹部が痛くなったり。

どうしてpmsの吐き気は、こんなに気持ちの悪い症状を伴うのでしょうか。
この不快な症状の原因や対処法、薬や治療方法などについて、まとめてみました。

pmsのひどい吐き気の原因とは

pmsのひどい吐き気の原因は、何だと思いますか?
「女性ホルモンのバランスと何か関係がある?」と思ったアナタは、正解。生理前の不調の多くは、ホルモンバランスの乱れが関係しています。

【pmsの吐き気の原因】
生理前の吐き気は、生理前に多く分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きにより起こると考えられています。

・pms期に女性ホルモンのバランスが悪くなる
→自律神経もその影響を受け、働きが悪くなる
→嘔吐感やめまいなどの症状がでてくる

また生理前には、生理をおこすために必要な局所ホルモン「プロスタグランジン」が分泌されます。このホルモンは子宮や胃腸にも影響を与えるため、ひどい吐き気などの症状を起こすとも考えられています。

みんなどんな症状に悩んでる?具体的な症状について

pms 吐き気

ツラい症状がいくつも重なってあらわれるのがpmsの特徴。吐き気についても同じで、ひどい頭痛や腹痛などの症状が、同時に起きることもあります。

pmsの吐き気は、具体的にどんな症状を伴うことが多いのでしょうか。

吐き気+めまい

→「プロゲステロン」には、水分を多く蓄えようとする働きがあります。平衡感覚をコントロールする内耳に水分がたまると、めまいが起きやすくなります。

吐き気+頭痛

→自律神経の乱れにより脳の血管が収縮して、血流が悪くなることで「緊張性頭痛」が起きると考えられています。

吐き気+下痢

→pms期になると増えるホルモン「プロスタグランジン」が、胃にも影響を与えるため、吐き気だけでなく下痢という症状も引き起こします。

吐き気+寒気 

→生理前に黄体ホルモンが多くなると、その影響で体温が少し上がります。微熱がでることによって、寒気を感じるようになります。ホルモンバランスだけでなく、「体の冷え」が関係している可能性も。

pmsの吐き気と「妊娠」のつわりって、似てる・・

「生理前に吐き気がして、なんだかめまいもする、倦怠感があってカラダが動かない」

・・そんな症状が出ると、心当たりのある方は「妊娠かも?」って思ってしまいますね。実際、pmsの吐き気と、妊娠初期のつわりは、症状がよく似ています。

・カラダが何となくダルい
・微熱が続く
・下腹部に痛みがある
・吐きたい感じがするのに、吐けない

生理がはじまれば「妊娠じゃなくて、pmsだったのね」とわかりますが、なかなか生理が来なければ、妊娠なのかpmsなのか、判断に困りますね。

「妊娠検査薬が使えるのは、生理開始予定日を1週間過ぎてから」というのが一般的でしたが、今は「早期妊娠検査薬」というものがあります。

このタイプの検査薬は、生理が始まる予定日の2~3日前から使うことができます。判断がつかなくてお困りの時は、早期妊娠検査薬でチェックを。

pmsの吐き気、どう対策したらいい?

pms 吐き気 対策

pmsの吐き気には「ホルモンバランスが関係している」と言われても、具体的にどう対策したらいいのか分かりませんね。吐きそうで気持ち悪いときに「体質の改善を!食生活で対策を!」・・なんて言われても困るだけ。

ここでは、実際に吐きそうな感じがした時のために覚えておきたい「応急手当」的な対策と、体質を改善してpmsそのものを緩和する「改善方法」の両方をご紹介しましょう。

pmsの吐き気の対処法!とりあえずの応急手当

(1)吐き気をおさえる「ショウガ」で対処する

pms 吐き気 対処

嘔吐感をおさえる働きのあるものに「ショウガ」があります。漢方の生薬としても欠かせないショウガは、効果効能が広く、冷えの改善や吐き気を抑える働きがあります。

吐きそうな感じがした時は、ショウガをおろして、温かい飲み物に入れて飲んでみましょう。紅茶に入れて「生姜紅茶」にしてもOK。黒砂糖やハチミツを入れたらもっと美味しくなるはず。

「美味しくなくていいから、効果を追求したい」という場合は、以下のレシピも試してみて!

おろしショウガのレシピ
・おろし生姜+おろし玉ねぎ(各小さじ1を混ぜる)

 

こんなレシピも効果的!
・レモン汁+はちみつ(各小さじ1を混ぜる)
・おろした玉ねぎ1/2カップ+はちみつ小さじ2

(2)pmsの吐き気を抑える薬(市販薬)で対処する

確実に吐きそうな感じを対処したいなら、市販の薬(鎮痛剤)の服用を。pmsの吐き気の一因である「プロスタグランジン」を抑える効果のある薬を選びましょう。

・市販の「抗プロスタグランジン」鎮痛剤
「イブ」(エスエス製薬)
「ロキソニンS」(第一三共ヘルスケア)
「バファリン」(ライオン)

プロスタグランジンを抑えることで、他の生理前の症状も緩和することができますが、薬の服用はあくまでも対症療法。根本的な解決にはなりませんが、「いまツラい!」という時にはお役立ち。

(3)吐き気を抑えるツボで対処する

吐き気を抑えるツボも効果的です。
ゆっくりと指で圧をかけて、ツボを刺激しましょう。

 

pms 吐き気 対処
 
・関衛(かんしょう)
薬指の小指側、爪のはえぎわにあるツボ
 
 

 

pms 吐き気 対処
 
・内関(ないかん
手首の横ジワの真ん中から、指3本分下にあるツボ
 
 

pmsの吐き気、根本的な改善方法は

pmsの吐き気を根本的な改善方法として、日頃のちょっとした生活習慣を改めていくことも大事です。pmsそのものを緩和するために心がけたい改善方法には、以下のようなものがあります。

・ウォーキングなど、適度な運動を心がける
→自律神経を整えるためには、ウォーキングなどの「有酸素運動」が効果的。

・甘いものやコーヒー、タバコ、アルコールを避ける
→精製された砂糖や、コーヒーなどの刺激物は、pmsを悪化させる原因となります

・シャワーで済まさず、ゆっくりと入浴する習慣を
→入浴でカラダが芯まで温まると、体内で停滞している水分も血液も、カラダのすみずみまでめぐるようになります

自律神経を整える改善方法としては「温冷シャワー」などがおすすめ!

自律神経を鍛える「温冷シャワー」

・湯温を42度くらいに設定、熱めのシャワーをあびる
・熱めのシャワーのあとに、18度くらいの冷たいシャワーを手先・足先にかける

この方法で自律神経が刺激され、整えることができます。夜、しっかりお風呂で温まり、風呂あがりに冷たい水を手足の先にかけるのも改善方法のひとつ。

他にも、ゆっくりとした腹式呼吸やヨガなども、改善方法として有効!毎日コツコツ続けてみてね。

pmsの吐き気を治療するには

pms 吐き気 治療

毎日の生活を改善しても、pmsの吐き気が全く改善されない場合や、食事もできないほど気持ち悪い場合は、病院での治療を考えてもいいかもしれません。

pmsで病院を受診すると、低容量ピル(経口避妊薬)が処方されます。
ピルによってホルモンのバランスをコントロールすることができるので、pmsの症状全般を抑えることができます。

ただピルの副作用で、吐き気がする場合もあります。吐き気をおさえたくてピルを飲んでるのにね・・。ピルの副作用については個人差があるので、治療の際は医師とよく相談を。

ピルと同時に、吐き気を抑える作用のある薬(制吐剤)が処方されることも多いようです

pmsの吐き気に処方される漢方

病院の治療では、吐き気の薬として、漢方が処方されることも。漢方ではpmsを「水がたまっている状態=水滞」と考え、この「水滞」を改善する漢方が多く処方されます。

吐き気をケアする漢方

・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など

ホルモンバランス、自律神経を整え、あとはリラックス!

pmsの吐き気の原因や対処法、薬などについて見てきました。

主に考えられている原因
・生理前のホルモンバランスが崩れからくる、自律神経の乱れ
・局所ホルモン「プロスタグランジン」が胃腸に影響を与えるため

対処法
・すりおろしたショウガを、温かい飲み物に入れて飲む
・プロスタグランジンを抑える作用のある鎮痛剤を服用する
・吐き気を抑えるツボで対処する

病院での治療では
・ピル(経口避妊薬)が処方される
・制吐剤、漢方が処方されることも

カラダも心もデリケートになるpms期。「また吐き気がするかも・・」と思うことが、またさらなるストレスになるかもしれません。

メンタル的にくじけてしまいそうなくらいに症状がツライときは、婦人科ではなく、心療内科へ訪れることも考えてみて。できるだけ症状について思い悩まないように。

pmsの症状はユウウツだけど、カラダが「無理をしないで!」と発しているサイン。できることから生活を改善して、あとはストレスをためないようにね!

執筆者:さつき

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