pmsに漢方って、ホントに効果があるの?

pms 漢方 効果

pmsに漢方って、本当に効果があるのかな・・?

女性のカラダの不調や、pmsなどに「漢方は有効!」と言われますが‥実際の効果はどうなのでしょう。

・pmsに漢方薬って、ホントに効果があるの?
・具体的に、どんな漢方薬があるの?
・どんな症状が改善されるの?

自然治癒力を高め、pmsなどのトラブルの解決だけでなく、体質の改善も期待できる漢方のお薬。

漢方医学の基本的な考え方と、pmsに改善効果のある漢方薬、体質ごとの処方例などをまとめてみました。

漢方はカラダ全体のバランスを整えてくれる!

pmsで病院・婦人科などを訪れると、低用量ピルや精神安定剤が処方される「対症療法」になりますが、漢方の医療ではどのように対処されるのでしょうか。

西洋の医学は、病気の部分をクローズアップして、特定の症状や臓器などを治療します。その一方で漢方の医学は、カラダ全体のバランスを見て、崩れたバランスを整えることで症状を改善します。

そもそもpmsや生理のトラブル、月経不順などは、女性ホルモンのアンバランスが原因のひとつ。漢方は女性ホルモンのバランスや、カラダ全体のバランスを整えて、抱えているトラブルの解決を図るのです。

漢方が考える「気」「血」「水」と、pmsの関係とは

漢方の医学では、「気」「血」「水」という3つの要素から、病気の原因を考えます。

「気」とは・・生命のエネルギーのこと
「血」とは・・血液と、その働きのこと
「水」とは・・血液以外の水分の代謝のこと

この3つが滞ることなくカラダをめぐっている状態が、健康な状態。逆にこれらが滞ったり、バランスを乱すと、トラブル(=症状)が起きると考えます。

なかでも婦人系の悩みは、「血」のバランスの乱れによるものが大きいと言われています。そのため、「血」のめぐりが悪くなった状態「瘀血(おけつ)」を改善する「駆瘀血剤(くおけつざい)」が、患者の体質に応じて処方されます。

pmsに漢方、どんな種類があるの?具体的な処方例5つ

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漢方の医学では、pmsなど生理関連の不調は、「血」のめぐりの悪さが原因だと考えるので、「血のめぐり」を促進する漢方薬が多く用いられます。

それでは、pmsに処方されることの多い漢方薬5つを、具体的に見てみましょう。

 

(1) 加味逍遥散(かみしょうようさん)

「3大漢方婦人薬」のひとつで、「pmsといえばコレ!」というくらい、よく処方されている漢方薬です。血のめぐりを促して、体を温める働きがあり、精神症状にも効果を発揮します。

こんな症状に
・イライラ、精神不安、不眠
・頭痛、肩こり、疲労感
・冷え症
・のぼせ、動悸
・生理不順、生理痛

適するタイプ
・体力がなく、肩こりや疲れを感じている人
・のぼせ感があり、イライラ感が強い人

 

(2) 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「血」の不足を補い、血のめぐりを促す漢方薬で、さまざまな婦人系の病気に用いられる「3大漢方婦人薬」のひとつ。pmsのほかにも、不妊症や更年期障害にも使われます。

こんな症状に
・貧血、カラダのだるさ
・頭痛、頭重感
・腹痛
・むくみ、足腰の冷え

適するタイプ
・やせ気味で、体力がなく、寒がりな人
・体に冷えがあり、むくみが気になる人

ちなみに、pms対策に飲んでいる人も多い市販薬「ルビーナめぐり」は、当帰芍薬散をベースにした漢方製剤です。

 

(3)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血のめぐりが滞った「瘀血」状態を改善する代表的な漢方薬で、「3大漢方婦人薬」のひとつ。女性に処方されることが多いのですが、血行障害が関係する病気にもよく使われています。

こんな症状に
・頭痛、めまい、のぼせ、熱感
・肩こり、腰痛
・月経不順、月経痛
・湿疹、皮膚炎、ニキビなどの肌トラブル

適するタイプ
・体力が中程度にある人
・赤ら顔で、のぼせ感やめまいのある人

 

(4)桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

体力があり、体格のいい方に対して使われる代表的な駆瘀血剤(瘀血を解消する薬)です。血のめぐりを促し、上半身ののぼせ、下半身の冷えを改善します。

こんな症状に
・便秘
・イライラ、不安感、不眠
・のぼせ、顔面紅潮
・月経不順、月経痛
・めまい、肩こり

適するタイプ
・ガッチリとした体格で、のぼせ気味、便秘がちな人
・イライラや不安感が強い人

 

(5)温経湯(うんけいとう)

女性によく処方される薬で、「血」が不足した状態(=血虚・けっきょ)を改善します。ホルモンバランスを整える働きがあることから、不妊治療にも使われます。

こんな症状に
・月経不順、月経痛
・不眠
・イライラ感、神経症
・冷え
・下腹部の痛み

適するタイプ
・体力が落ちている人、お腹の力や脈が弱い人
・足腰が冷える人

他にもこんな症状に、こんな漢方薬があります

・抑肝散(よくかんさん)
症状:神経過敏、イライラ感や不眠、すぐ怒りを爆発させてしまう
向くタイプ:虚弱体質で、落ち着きがなく、興奮しやすい人

 

・香蘇散(こうそさん)
症状:気分の落ち込み、精神不安、不眠、ストレス性の病気
向くタイプ:胃腸が弱く、虚弱体質で、ストレスを感じやすい神経質な人

pmsに漢方って効果があるの?・・まとめ

漢方の医学が考えるpmsとは、そして効果的な漢方の処方例を見てきました。

漢方医学のpms対処法とは

・漢方の医学では「気・血・水」という3要素から、病気の原因を考える
・pmsなどの婦人系の病気は「血」のめぐりが悪い「瘀血」が原因
・「瘀血」の改善に「駆瘀血剤」を体質に応じて処方する

pmsによく処方される漢方薬5つ+2つ

・「加味逍遥散」(かみしょうようさん)
・「当帰芍薬散」(とうきしゃくやくさん)
・「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)
・「桃核承気湯」(とうかくじょうきとう)
・「温経湯」(うんけいとう)

・「抑肝散」(よくかんさん)
・「香蘇散」(こうそさん)

私たちを悩ませるpmsは、女性ホルモンのアンバランスが原因のひとつ。そのバランスをカラダ全体でまるっと整えてくれる効果があるのが、漢方のお薬です。

西洋の病院で検査をしても異常がみつからない時や、病気以前の状態(=未病・みびょう)をケアしてくれる漢方薬。本当にカラダがしんどくなる前に試してみるのもひとつの手です。

「ガマン強いことは美徳のひとつ」みたいに思われているけど、それは違う。体がツラいなら早々に対処しないと‥なのです。ホントに。

 

執筆者:さつき

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