生理前のうつ、漢方で何とかしたい・・

生理前 うつ 漢方

「生理前はいつも、うつな気分になってしまう。漢方でどうにかできないかな・・」

どうしても気分がふさぎこみがちになる生理前。アナタはこんな「うつ状態」に悩んでいませんか。

・すぐに落ち込んでしまう
・不安を感じる
・周囲の言葉が必要以上に気になってしまう
・何でもネガティブに考えてしまう

精神的にうつになるだけでなく、眠れなかったり、とにかく体がだるかったり、肩こりや頭痛がしたり・・もう気持ちも体も、赤信号状態。

こんな辛い状態に、漢方ではどう対処するのでしょうか。漢方的に考える「うつ」の原因と、具体的な薬の処方についてご紹介します。

生理前のうつ|漢方的に見た原因とは

何をしても楽しい気分になれなかったり、やる気がまったくでなかったり・・これは「気」のめぐりが滞っている状態だと漢方では考えます。

気の滞りが原因となる身体症状

・胸やのどに何かつかえているような感じがある
・息苦しい
・下痢、あるいは便秘
・イライラ
・のぼせ、めまい

気が滞る原因としては、ホルモンバランスの崩れやストレス、疲れ、不規則な生活などがあげられます。

以上のような原因で「気」は滞り、気が滞ることで「肝」(=気をめぐらせる働き)が弱まり、自律神経のバランスを乱してしまうと考えます。

そのため漢方では「うつ」改善のために、気のめぐりを促進しつつ「肝」を元気にする処方をします。

気持ちを落ち着かせる「桂皮(けいひ)」「柴胡(さいこ)」「半夏(はんげ)」といった生薬を配合した漢方が処方されることが多いようです。それでは具体的な処方例をみてみましょう

生理前のうつ|気分の落ち込みを解消する漢方の処方例5つ

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
→「肝」をリラックスさせ、「気うつ」状態を改善します

こんな症状に
・自律神経失調症、不眠、不安感に
・頭痛、めまい
・のぼせ、耳鳴り
・神経過敏な状態に

「桂枝加竜骨牡蠣湯」が向くタイプ
・神経が過敏になっている方
・疲れやすい状態になっている方
・やせて顔色の悪い方

加味逍遥散(かみしょうようさん)
→ストレスによる不調を改善、気のバランスを整える

こんな症状に
・肩こり、倦怠感
・体の疲れ
・頭痛、めまい
・不眠、不安やうつ状態、イライラに

「加味逍遥散」が向くタイプ
・気が逆流している状態にある「気逆」の方
・うつや不安などの精神状態にあり、のぼせのある状態の方に

「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」
→不安感をとりのぞき、精神的に鎮静させる

こんな症状に
・のどに何かつかえているようでイライラする
・気分がふさぎこみ、精神不安
・めまいや肩こり、吐き気

「半夏厚朴湯」が向くタイプ
・胃が弱く、体力があまりない方に
・気分が晴れず、落ち込んでいる方に

加味帰脾湯(かみきひとう)
→「気」をめぐらせ、不安感を軽減します

こんな症状に
・精神不安、不眠
・微熱、全身のだるさ
・自律神経失調症、月経不順

「加味帰脾湯」が向くタイプ
・不安や心配ごとが多く、くよくよしがちな方
・虚弱体質で、胃が弱い方に

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
→気持ちを静める。不眠や更年期障害にも効果

こんな症状に
・神経が過敏な状態
・不眠、神経過敏
・イライラ感、不安感に

「抑肝散加陳皮半夏」が向くタイプ
・体の虚弱な方、体力が低下している方
・怒りっぽく興奮しやすい方

辛いうつ状態・・その症状は生理前だけのもの?

生理前 うつ 漢方

生理前のうつ改善に、漢方の処方例を5つあげてみました。アナタにぴったりの処方がされれば、改善効果が期待できますが・・ひとつ気をつけないといけないことがあります。

アナタのうつ状態は、生理前だけのものですか?

何をしても楽しくない、何をするのもおっくうになる、息苦しい、眠れない、うつ状態から抜け出せない・・

こんな症状があらわれるのが生理前だけならpmsの可能性が高いのですが、生理前だけでなく日常的にこんな状態があるならご用心。

「うつ状態」が2週間以上も続いたら、「うつ病」を疑ってみてもいいかもしれません。

症状が軽いうつの場合は漢方が用いられることがありますが、「うつ病」の場合は、西洋医学での治療が優先されます。

また、抗うつ薬を服用しながらでも、「元気がでない」「体調が悪い」などの症状に、漢方薬が併用されることもあります。

マジメで几帳面なタイプほど、うつ状態に悩まされる傾向があるのだとか。疲れすぎてもがんばるタイプの方は気をつけて。

生理前のうつ|効果のある漢方は?まとめ

生理前のうつに効果の見込める漢方の処方を見てきました。

・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
・加味逍遥散(かみしょうようさん)
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
・加味帰脾湯(かみきひとう)
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

上記のような漢方を処方してもらうのもアリだけど、生理前だけでなく日常的にうつ状態にあるなら、pmsではない可能性もあります。いずれにせよ、ココロの不調をそのままにしておかないことが大事。

精神的な不調を「気分の問題だから」とガマンしていませんか?ココロの状態は体にあらわれます。そのままにしておくと、心も体も不調を抱えたまま、どんどん重くなってしまうことも。

本当に身動きがとれないほど辛い状態になる前に。「うつに効きそうな漢方でも試してみようかな」って思う気力があるうちに。漢方でも何でも、アナタが楽になれそうなことを試してみて!

詳しい漢方薬の買い方や値段などは pmsの漢方薬はどこで買ったらいいの? を参照してくださいね!

執筆者:さつき


2015/09/30 生理前のうつ、漢方で何とかしたい・・ はコメントを受け付けていません。 漢方