生理前の頭痛に、漢方って効くの?

生理前 頭痛 漢方

「生理前の頭痛に効く漢方ってあるの?」

生理前の不調のなかでも、頭痛ってホントに辛い。pmsの頭痛は、アタマが単に痛いだけじゃなくて、吐き気がしたり、めまいがしたり・・。

・漢方の医学が考える、生理前の頭痛の原因とは?
・頭痛に効く漢方の処方には、どんなものがあるの?

具体的な例をあげて、頭痛対策のできる漢方の処方例を見ていきましょう。

生理前の頭痛│漢方の医学から考える原因とは

漢方の医学では、いろいろな要素を頭痛の原因だと考えています

・血のめぐりが悪くなること
・気のめぐりが悪くなること
・余分な水分が体内にたまっていること
・カラダが冷えること

体の気・水・血のめぐりをよくするためには、運動やマッサージをしたり、カラダを温めることが有効な頭痛対策になります。

でも、体を温めて頭痛がひどくなることもありますね・・。血流をよくすることが逆効果になる場合もあるのです。

頭痛には2つのタイプがあります。

・片頭痛(へんずつう)
血管の急な拡張により起こる頭痛。ズキズキ痛み、吐き気がする時もある

・緊張型頭痛
筋肉が緊張して血のめぐりが悪くなるために起こる頭痛。同時に肩こりなども起きる

運動をしたり、体を温めたりするのが効果的なのは、緊張型頭痛の場合。片頭痛の場合は、安静にして、アタマを冷やすことで痛みが和らぎます。

同じ頭痛でも痛みの対処法が違うように、漢方でも頭痛のタイプによって違う薬が処方されます。具体的な処方例を見てみましょう。

生理前の頭痛に・・漢方の処方例5つ

生理前 頭痛 漢方

《吐き気のする片頭痛タイプに》

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
→片頭痛、なかでも生理と関係のある片頭痛の改善に

こんな症状に
・吐き気のある片頭痛に
・繰り返し起こる頭痛に
・首や肩のこり、吐き気、嘔吐に
・頭痛にともなう冷え、生理痛n

「呉茱萸湯」が向くタイプ
・疲れやすい方
・手足が冷えている方
・消化器系が弱っている方

《筋肉がこわばる緊張型頭痛タイプに》

葛根湯(かっこんとう)
→体を温め、カゼのひき始めや、頭痛、肩こりの緩和に

こんな症状に
・緊張性頭痛、慢性頭痛に
・筋肉のこわばり、肩こりに
・カゼのひき始めの頭痛、発熱、首のこわばりに
・中耳炎、扁桃炎など、熱がでる急性の病気の初期に

「葛根湯」が向くタイプ
・比較的、体力がある方
・胃腸が丈夫な方

《のぼせ感のある頭痛に》

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
→血のめぐりを促し、頭痛、めまい、冷えを改善

こんな症状に
・頭痛、のぼせ感
・肩こり、めまい、神経痛
・月経異常、月経不順、子宮内膜症
・更年期障害に

「桂枝茯苓丸」が向くタイプ
・赤ら顔で、体力が中位にあるタイプ
(体力が低下した人が服用すると、胃腸障害の可能性があります)

《グルグル回るようなめまい・頭痛に》

「五苓散(ごれいさん)」
→水のめぐりを整え、めまい、頭痛、のぼせを改善

こんな症状に
・回転するようなめまい、慢性頭痛
・むくみ
・のぼせ感、口の乾き
・急性胃腸炎、下痢、二日酔いの吐き気

「五苓散」が向くタイプ
・のぼせ感のある方
・体力が中くらいにある方

《朝方に痛みがあり、昼にはよくなるタイプの頭痛に》

「釣藤散(ちょうとうさん)」
→血のめぐりを促し、慢性的な頭痛、頭重感の緩和に

こんな症状に
・朝方に起こり、昼にはよくなる頭痛に
・緊張型頭痛や、高血圧、脳血管障害による頭痛
・めまい、肩こり
・のぼせ、不安感、不眠

「釣藤散」が向くタイプ
・中年以降の方
・体力が低下している方
・あまり冷えは感じない方

生理前の頭痛にどんな漢方が効くの?まとめ

生理前のツラい頭痛に効能がある漢方処方例5つを見てきました。

・「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」
・「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
・「葛根湯(かっこんとう)」
・「五苓散(ごれいさん)」
・「釣藤散(ちょうとうさん)」

「葛根湯」や「桂枝茯苓丸」以外は、あまり馴染みのない漢方かもしれませんね。

一口に「生理前の頭痛」といっても、いろいろなタイプがあります。脈拍と一緒にズキズキする頭痛、吐き気がある頭痛、めまいのする頭痛、などなど・・。まずはアナタの頭痛のタイプをみきわめましょう。

また、漢方の具体的な値段や入手方法などについては、pmsの漢方薬はどこで買ったらいいの? を参考にして下さい。

生理前の頭痛に、漢方は心強い味方になってくれそうですが、くれぐれも「漢方薬や痛み止めがあるから大丈夫!」と、頼りきってしまわないように。

普段からの運動をしたり、体を冷やさないようにしたり、バランスのとれた食生活をしたり・・毎日の積み重ねが、頭痛から解放された日々をつくるのです!

執筆者:さつき

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