更年期の肌荒れ・ニキビ・吹き出物に‥覚えておきたい肌荒れ対策3つ

更年期 肌荒れ

更年期に入ってから、肌荒れやニキビに悩まされていませんか?皮膚にかゆみを感じたり、肌トラブルが増えたり、今まで使っていた化粧品が肌にあわなくなったり‥

更年期は女性ホルモンが減り、体に変化があらわれる時期。肌質も今までとは変わってきます。そのため、今までには無かった肌トラブルが起きることがあります。


・更年期の肌荒れの原因は?
・ニキビ、吹き出物の対処法は?
・更年期のスキンケアのコツは?

年齢を重ねても、健やかなお肌でいるために。更年期の肌荒れの原因や、肌トラブルを緩和するヒントなどをご紹介します。

更年期の肌荒れの原因は?

更年期 肌荒れ 原因

更年期になって、今までになかった肌トラブルに悩むのはよくあること。ひどく肌荒れしたり、皮膚がピリピリと乾燥してかゆみを感じるようになったり。

肌の老化は、体内で発生する「活性酸素」によって引き起こされます。女性ホルモン「エストロゲン」には、活性酸素を抑えて肌を守る働きがあるのですが、エストロゲンの分泌は年齢とともに減っていきます。

更年期になって大幅にエストロゲンの分泌が減ると、肌はダメージを受けがちになり、肌荒れや皮膚トラブルが起きやすくなります。

更年期の皮膚は乾燥しがち

女性ホルモン「エストロゲン」の減少により、お肌の新陳代謝のスピードも落ち、皮膚に水分をキープする力も衰えます。

そのため、更年期の皮膚はカサカサと乾燥がちになり、お肌のバリア機能も低下していきます。

更年期、肌の水分が失われ、乾燥が進むと‥

→肌のバリア機能が低下
→外部からの刺激に敏感になる
→かゆみを覚えたり、皮膚炎になりやすくなる

更年期になって肌のバリア機能が弱まることで、皮膚のかゆみを感じるようになったり、アトピーが悪化するようなことがあります。

かゆいからとつい掻いてしまうと、かき傷がもとになって細菌感染などを起こすことも。皮膚炎などの症状が起きたら、早めに皮膚科の受診を検討してみましょう。

>更年期の皮膚トラブルについて
更年期、かゆみや湿疹・蕁麻疹が出るのはナゼ?原因とセルフケア法5つ

更年期になって、化粧品が肌に合わなくなった‥

更年期 化粧品

「更年期を迎えて、長く愛用してきた化粧品が肌にあわなくなった。急にかぶれるようになった」というようなことはありませんか?

更年期になると体に変化が訪れるように、肌の質も大きく変化します。そのため、今までのスキンケア用品にピリピリとした刺激を感じるようになったり、肌がかゆくなったりすることもあります。

肌のコンディションは年齢とともに変わっていくもの。今まで使用していたスキンケアが肌にあわないと感じたら、今の肌の状態にあった化粧水や美容液を探してみましょう。

更年期のコスメ選びのポイント

・スキンケア用品はまずサンプルを試す
・肌の目立たない部分につけてみる
・炎症が起きないかどうかしっかり確認する

今まで皮脂の分泌の多い「脂性肌」だった方は、更年期になってかえってスキンケアしやすくなる可能性もあります。一方「敏感肌」の方は、敏感肌用コスメを使うなどして対策しましょう。

更年期のニキビ・吹き出物対策は?

更年期 ニキビ

更年期になると肌荒れだけでなく、ニキビや吹き出物に悩まされることもあります。

女性ホルモン「エストロゲン」が減ることでお肌の新陳代謝が乱れ、皮脂の出口がふさがれてしまうと、ニキビや吹き出物ができやすくなってしまいます。

更年期のニキビ対策は?
→しっかりと保湿を!

更年期ニキビに乾燥は禁物、しっかり保湿をしましょう。乾燥はニキビを悪化させます。

保湿力が高く、抗炎症成分が配合された化粧品もニキビ対策に有効です。またニキビ対策ができる「ノンコメドジェニック」化粧品を選んでもいいでしょう。

更年期の肌荒れの対処法3つ!

更年期 肌荒れ 対処法

それでは、更年期の肌荒れにはどう対処したらいいのでしょうか。皮膚の乾燥を防ぎ、健やかな肌を取り戻すためのセルフケアのヒント3つをご紹介しましょう。

 

1)コラーゲン豊富な食材を

肌荒れを緩和するためには、肌の弾力性を高める「コラーゲン」が豊富な食べ物を摂るようにしましょう。

コラーゲンが豊富な食べ物

・手羽先、鶏皮、鶏軟骨
・豚足
・牛すじ、牛テール
・すっぽん、フカヒレ
・鮭、うなぎ、アジ
・ゼリー、ゼラチン

動物性タンパク質のプルプルした皮の部分には、コラーゲンがたくさん含まれているので、定期的に摂るようにして肌のうるおいをチャージしましょう。

なかでも鶏はコラーゲン量が多い上に低カロリーなので、ダイエット中の方にもおすすめ。

また、肌の潤いを保つためには、適度な皮脂も必要です。質のよい脂質を含む青魚や豚肉、オリーブオイルを適量摂るようにしましょう。

 

2)紫外線対策を万全に

若いうちは日焼けしてもリカバーできますが、更年期の日焼けは致命的‥紫外線による肌ダメージをなかなか修復することができません。

紫外線はお肌のシミ・シワだけでなく、肌荒れや皮膚の乾燥などのトラブルも引き起こします。更年期世代は、日差しが強い季節はもちろん、1年を通じて紫外線対策を忘れずに。

更年期の紫外線対策

・できるだけ直射日光を浴びない
・こまめに日焼け止めを塗る
・日傘や帽子、UVカット素材の服を

さらに体の内側からのケアとして「紫外線の影響からお肌を守る成分」を含む食べ物を、普段の食生活にプラスしてみましょう。

「食べる日焼け止め」食品とは

・トマト
トマトに含まれる「リコピン」を摂取すると、日光への耐性が上がることが知られています。

生トマトも効果的ですが、加熱したトマトでもOK。トマトに熱を加えることで「リコピン」が増えます。普段の料理にも積極的にトマトを加えてみて。

・緑黄色野菜
ブロッコリーや小松菜、ほうれん草などの葉野菜には、日焼けを防止する作用があると言われています。

また緑黄色野菜には、ビタミンA、C、E、葉酸など、美肌を守る成分が豊富に含まれています。

・ナッツ類
ナッツ類に多く含まれるビタミンEには、抗酸化作用や新陳代謝を促す働きがあり、日焼けに負けないお肌をサポートします。小腹がすいたときはお菓子でなくナッツ類を。

なかでもアーモンドはビタミンEが多く含まれるため、肌荒れ対策におすすめ。アーモンドバターやアーモンドミルクでもOK。

 

3)ハトムギ由来の生薬「ヨクイニン」で肌荒れ対策

更年期 肌荒れ 対処法

漢方医学では、ニキビや肌荒れにはよく「薏苡仁」(ヨクイニン)という生薬が使用されます。ヨクイニンとは、ハトムギの種皮をとりのぞいて作られるもので、昔から肌荒れやイボなどの皮膚トラブルに広く用いられています。

薏苡仁(ヨクイニン)
・皮膚の新陳代謝を促す働きで知られている
・肌荒れやイボの改善に効果的
・ビタミンB、カルシウム、鉄、カリウムなどの栄養が豊富

「ヨクイニン錠」などの錠剤や、ハトムギが配合されたサプリメントなども市販されていますが、「ヨクイニン」として売られているものををそのまま食べてもOK。ポップコーンのようなサクサクとした食感で、食材として色々楽しむこともできます。

ヨクイニンをお米に混ぜて焚いて「ハトムギご飯」にしても美味しくいただけます。お茶のように煎じてハトムギ茶にしてもOK。

 

更年期の肌荒れ・ニキビに効果的な漢方の薬は?

更年期の肌荒れ対策として、漢方の生薬「ヨクイニン」をご紹介しましたが、肌荒れや大人ニキビに効果的な漢方薬などはあるのでしょうか。

漢方医学では、以下のような漢方の薬が肌トラブルによく処方されます。

肌荒れに効果的な漢方の薬

・桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
→月経前に悪化する肌荒れに。めまいや下腹部痛にも効果を発揮します。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
→「血」の不足からくる肌の乾燥や、大人ニキビに。貧血・冷えの改善にも。

・温経湯(うんけいとう)
→肌の乾燥、かさつきが気になる方に。体を温めて下腹部の冷えを緩和します。

・清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
→のぼせの症状があり、比較的体力がある方に。顔や頭にできた湿疹、皮膚炎などの症状に。

漢方薬は最適な処方がされてこそ、効果が発揮されます。ピッタリな漢方に出会うためには、漢方医の診断を受けるのがベストです。

健やかな毎日が、健やかな肌を育てる

更年期 肌荒れ

「お肌は内臓の鏡」と言われます。体の内側からしっかりケアをして、うるおいのある肌を取り戻したいものですね。

更年期の肌荒れ対策としては、しっかり紫外線対策をして、こまめに保湿ケアを。そして滋養のある食べ物を意識して摂るようにしましょう。

適度な運動で血のめぐりを促すことも大切です。更年期世代には、無理のない範囲のウォーキングがおすすめ。体を動かして汗をかいたら、水分補給を。健やかな毎日が、健やかな肌を育てるのです。

執筆者:さつき


2017/06/16 更年期の肌荒れ・ニキビ・吹き出物に‥覚えておきたい肌荒れ対策3つ はコメントを受け付けていません。 更年期の症状