更年期、だるい・疲れやすいのはナゼ?やる気が出ない時のヒント3つ

更年期 だるい

「更年期、だるいし眠いし、やる気が出ない‥」

休んでも疲れがとれない、倦怠感で体が重い、1日中動けない‥そんな「何となく調子が悪い」状態が続いていませんか?

更年期は心身ともに無気力になりがちな時期。すぐに疲れて「外に出たくない」「人に会うのも面倒」「もう何もしたくない‥」という気持ちになることもあります。

・更年期、こんなに疲れやすいのはナゼ?
・だるい・眠い時の対策方法は?
・更年期の疲れ・倦怠感に効果的な漢方の薬は?

朝目が覚めても、疲れてるから起きたくない。昼間もだるいから、すぐ横になりたくなる‥そんなアナタに。更年期の倦怠感の原因や改善方法、漢方薬などについて、まとめてみました。

更年期って、だるい、眠い‥その原因は?

更年期 だるい 眠い

「若い頃はもっとがんばりがきいたのに」
「更年期、体も気持ちもエネルギー不足‥」

誰でも不調を感じやすくなる更年期。「だるい」「疲れやすい」「疲れが取れない」という状態が続き、体が重く感じられることもありますね。

若いころはエネルギッシュだった方でも、更年期に入ったら「毎日だるい、眠い」「全然やる気なし、全てがめんどくさい‥」と、まるで別人のようになってしまうこともあります。

<更年期、だるい・疲れやすい原因は>

・女性ホルモンの低下から、自律神経が乱れがちになるため
・筋力の衰えから、エネルギー産生能力が落ちるため
・疲労物質がなかなか排出されず、疲労回復に時間がかかるため

更年期は女性ホルモンが減少するため、体の働きを調整する「自律神経」が乱れがち。筋力も衰えるため、活動的に動くための「エネルギー」を生み出す力が低下します。

また基礎代謝も低下から「疲労物質」を排出する働きが衰えるため、疲労から回復する時間がかかるようになります。

体のすみずみまで栄養や酸素を運ぶ働きが落ちることも、更年期の倦怠感の原因のひとつ。更年期障害で体のだるさや重さなどの症状がみられることもあります。

<更年期の疲労感の特徴>

・睡眠不足ではないのに疲労感があり、だるい
・休んでも疲れがとれない
・体が重くて、昼間も眠い

・人に会うのも疲れる
・外に出かけたくない
・倦怠感があり、何もしたくない

更年期はだるい・疲れがとれないなど「体のエネルギー不足」だけでなく「心のエネルギー」も不足気味になる時期。「いつも眠気がする」「人と会うのも疲れる」など無気力になることもあります。

何事にもやる気が出ないため、日中もついダラダラと過ごし、夜眠れないのに昼は眠い‥という悪循環にハマることも。そうなると、更年期の不調がますます重くなる可能性もあります。

だるい・眠いなどの症状は、更年期の典型的な不調の1つ。
セルフケアで改善することもありますが、その倦怠感の背後に原因となる病気が潜んでいる可能性もあります。

疲れやすいのは病気のサイン?こんな時は病院へ

更年期 疲れやすい

いくら休んでも疲れが取れない、体がだるい、やる気がでない‥もしかしてその症状は、更年期にありがちな病気のサインなのかもしれません。

例えば女性に多い「貧血」も、倦怠感の原因のひとつ。
更年期女性は月経過多などの原因から、貧血になっていることがあります。

疲れやすいだけでなく、めまいや動悸がしたり、生理不順で出血が長引く場合は「貧血」を疑ってみましょう。貧血になると疲れやすくなり、やる気が出ない、身体がだるい状態になります。

<貧血であらわれる症状>
・すぐに疲れる、体がだるい
・めまいや動悸がする
・生理不順で出血が長引く

<治療方法>
→内科で鉄剤などが処方されます

もし十分に休息をとっていても倦怠感があるなら、甲状腺の疾患など重大な病気が隠れているかもしれません。

疲れやすいだけでなく、体が冷えていて全身がむくみやすい場合は、「甲状腺機能低下症」の疑いがあります。

<甲状腺機能低下症であらわれる症状>
・体が冷えている
・全身がむくむ
・倦怠感がある

<治療方法>
→甲状腺ホルモン剤などが投与されます

また更年期は、夫婦関係や介護問題などで、生活環境が変わりやすい時期でもあります。

生活の変化やストレス、老いへの不安から心身のバランスをくずし、うつ病を発症することも少なくありません。

<うつ病であらわれる症状>
・気分が落ち込み、ゆううつで悲しい
・注意力・理解力が落ちる
・何もかも面倒で、やる気が出ない

<治療方法>
→カウンセリングと併用して、抗うつ剤などが処方されます

貧血や甲状腺の病気、うつ病などは、更年期前後の女性が発症することの多い病気です。「更年期だから仕方ない」と不調をがまんせず、早めに医療機関の受診を。

「だるいなんて言うと、周囲から怠けていると思われそう」と、無理にがんばってしまうアナタ。
その倦怠感やだるさは、体がアナタへと発しているSOSのサインなのかもしれません。

まずは内科や精神科、婦人科などで診察を受け、病気の疑いを晴らすようにしましょう。

更年期障害の検査で婦人科を訪れると‥

→発汗やのぼせなど典型的な更年期障害の症状があれば「ホルモン補充療法」や漢方薬での治療が行われます。

ただし「疲れやすい、だるい」という症状だけでは、ホルモン補充療法の適応にはならない場合もあります

・更年期障害の検査と受診の流れについて
>更年期障害の検査について│検査方法や費用、婦人科の受診の流れは?

・更年期障害の治療法について
>更年期障害の治療法は?病院で行う治療方法や費用、治療薬を教えて!

更年期、やる気が出ない時の対策方法3つ

更年期 やる気が出ない

内科などを受診しても特に問題がない場合。「やる気が出ない」「とにかく疲れる」「体がだるい」‥そんな更年期の不調は「セルフケア」で緩和される可能性もあります。

更年期のだるさ・無気力感をケアする改善方法3つをご紹介しましょう。

1)昼は活動的に!夜はしっかり休む

やる気が出ないからといって、1日中ダラダラと過ごしていませんか?

「だるいから」と昼間に活動しないでいると、生活のリズムがくずれてしまいます。夜の睡眠の質も悪くなり、次の日の昼間に眠い‥という悪循環にハマってしまうことも。

昼間は適度に体を動かすことを心がけ、メリハリのある生活を送るようにしましょう。

<やる気が出ない時は>

・朝は意識して早起きする
・できるだけ朝日を浴びるようにする
・昼間はできるだけ活動的に
・ヨガやストレッチで適度に体を動かす

朝の光を浴びると体内時計がリセットされて元気スイッチが入り、1日元気な状態で過ごせるはず。朝起きてすぐストレッチやヨガ、簡単な体操をするとより効果的です。

昼間活動していれば、夜には自然と眠くなり、睡眠の質もアップするはずです。

2)アロマの香りでリフレッシュ

「やる気が出ない、だるい」という時には、アロマテラピーでのケアも効果的。副作用の心配もなく、アロマの香りの力でリフレッシュすることができます。

アロマの香りを楽しむには、アロマポットやディフューザーがあれば便利ですが、無くてもOK。洗面器などに熱湯を注いで、アロマオイルを1~2滴垂らし、香りを吸い込んでみて。

更年期の倦怠感・疲労感におすすめの香りは、ペパーミント。爽やかな香りでぼんやりした頭もクリアになるはず。

<やる気がでない時におすすめのアロマ>

・ペパーミント
・ローズマリー
・レモン
・ユーカリ など

ペパーミントなどのアロマオイル1~2滴をホホバオイル15mlで薄め、腕や脚などだるい部分をマッサージするのも効果的です。

3)疲労回復のツボ押しを

更年期になって毎日だるい・疲れやすいのは、体内のエネルギーが滞っているため。ツボ押しで基礎代謝をアップさせて、エネルギーの流れを促すようにしましょう。

疲れを回復させるツボ「湧泉」「命門」などは、元気が出るツボとして知られています。疲れやむくみを改善、不調を緩和する効果も期待できます。

更年期 やる気が出ない

「湧泉」(ゆうせん)

・土踏まずの少し上にあるツボ
・足の指を曲げた時にできるくぼみ部分

→両手の親指で20秒ほど強く押し、両足とも10回ずつ押してみましょう。

更年期 やる気が出ない

「命門」(めいもん)

・背中のウエスト部分、おヘソの裏の部分にあるツボ
・ウエストのくびれの高さ、背骨の上

→疲労の緩和、エネルギーを増やす効果が期待できるツボ。指でこのツボを押すほか、カイロで温めてもOK!

どのツボも、体がだるい時におすすめ!冷えや肩こりなど、更年期特有の不調も緩和します。

倦怠感や疲労感をそのままにしておくと、さまざまな更年期の不調を招くこともあります。「何となく疲れている」という段階で適切なケアをして、早めの改善を。

更年期の疲れに効果的な漢方の薬は?

更年期 だるい 漢方

漢方医学では疲れた・だるいという状態を「生命エネルギーが不足している状態(気虚)」だと考えます。

「気」が不足すると「血」も足らなくなるため、気のめぐりを促して血を補い、体内のエネルギーをアップさせる処方をします。

「だるい、疲れがとれない」という時によく処方される漢方薬は「補中益気湯」です。疲労や体力低下など、更年期の諸症状もケアします。

<疲れ・倦怠感に処方される漢方薬の一例>

「補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)
→疲労や倦怠感、食欲不振や病後の体力回復などに効果的。胃腸の働きを促し、気を補います。

「人参養栄湯」(にんじんようえいとう)
→胃腸の働きを促し、疲労感・倦怠感を緩和します。咳や痰など「肺」に関わる症状にも効果を発揮します。

「十全大補湯」(じゅうぜんたいほとう)
→疲労や倦怠感、貧血や冷えなどをケア。心身が衰弱した状態に効果を発揮する滋養強壮薬です。気・血を補う働きがあります。

女性ホルモンの乱れが原因で倦怠感があるときは「当帰芍薬散」「桂枝茯苓丸」「加味逍遥散」などの漢方薬がよく使われます。なかでも「加味逍遥散」は気のめぐりを促す働きがあるため、精神的なストレスが強いときに多く処方されます。

ただし漢方薬は、自分の体質に最適の薬を服用してこそ、その効果が発揮されます。自己判断で漢方薬を選ばず、漢方専門のお医者さんに処方してもらうようにしましょう。

手軽に日々の倦怠感を緩和したいなら、更年期の不調を改善するサプリメントを試してみてもいいですね。体質を選ばず長期常用できるため、「飲みはじめて元気になった」と効果を実感する方も少なくありません。

・更年期特有の症状をケアする更年期サプリ・医薬品まとめ
>更年期サプリのおすすめは?実力派サプリを徹底比較・ランキング!

疲れる、無気力、倦怠感‥それは体からのサイン

更年期 だるい

とにかく疲れる更年期。「仕事をするのもだるい」という時でも、自分を責めたり悲観的になる必要はありません。まずはほんの少しでも、できることから手をつけてみましょう。

例えば「10分だけ家事をしよう」「先にお皿だけ洗っちゃおう」と、簡単なことから始めてみる。ハードルをできるだけ下げ、行動に移してみる。

できたら自分を十分にほめてあげて「大丈夫、うまくいく」と楽観的になる。がんばりペースを見直し、体の要求を満たしてあげる‥そんなことから始めてみてもいいですね。

更年期の疲労感の特徴
・睡眠が足りていても眠い、だるい
・やる気がでない
・いつも倦怠感があり、疲れがとれない
・外出したくないなど、精神的な症状も

更年期に多い「倦怠感」をともなう病気
・貧血
・甲状腺の疾患
・うつ病 など

更年期、やる気が出ない時は‥
・早寝早起き、規則正しい生活を
・アロマの力を借りる
・疲労回復のツボ押しを

無理にやる気を出そうと思っても、なかなか出ないもの。だるい時も出来るだけ活動的にすごしたいものですが、どうしてもやる気が出ないときは「完全オフの日」を設けてみては。

好きな映画を観たり、好きな本を読んだり、落ち着ける場所でのんびりしたり‥自分に休暇をあげて、気が済むまで充電するのも1つの方法です。

忙しい更年期世代、責任感の強い方ほど無理をしがちですが「疲れたらしっかり休むこと」は、セルフケアの基本です。
疲れをそのまま放置せず、体からのサインに耳をかたむけてあげましょう。
 

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執筆者:さつき


2017/08/26 更年期、だるい・疲れやすいのはナゼ?やる気が出ない時のヒント3つ はコメントを受け付けていません。 更年期の症状