更年期‥この脂肪を何とかしたい!体重増加を抑えるポイントは?

更年期 脂肪

食べ過ぎには気をつけているのに、下腹部がぽっこり出て気になる、腰まわりに脂肪がつく‥そんなことはありませんか?

更年期になると、どうしても体重が増えやすくなります。たるんだお腹や垂れたお尻を見るたび、ついため息が出てしまいますね。

なぜ更年期の脂肪はつきやすく、落ちにくいのでしょうか。どうしたら体重を減らして、スッキリした体型になれるのでしょうか。

・どうして更年期は、脂肪がつきやすくなるの?
・更年期の体重増加を抑える方法は?
・肥満を解消する漢方薬・薬なんてある?

「ダイエットのために運動でもしよう!」と思っても、なかなか重い腰をあげられないアナタに。更年期に脂肪がつきやすくなる原因や、肥満を解消するヒントなどについて、まとめてみました。

更年期、脂肪がなかなか減らない原因は?

更年期 脂肪 原因

更年期になると、食べた物をエネルギーに変える働き(=代謝)が落ちるため、脂肪がなかなか消費されず、体につきやすくなります。

摂取したエネルギーを代謝する働きは、年齢とともに低下します。
そのため若い頃と同じような食生活をしていたら、肥満気味になってしまうのです。

更年期に女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が減少することも、脂肪が落ちにくくなる原因のひとつ。女性ホルモンが減ると「悪玉コレステロール値」や「中性脂肪値」が上昇しやすくなると言われます。

<どうして脂肪はお腹につきやすいの?>

「エストロゲン」には脂質を代謝して、内蔵に脂肪がつくことを防ぐ働きがありますが、更年期になるとその分泌量が減少します。

そのため内蔵脂肪を代謝する力が落ち、腹部にぽっこりと脂肪がつきやすくなります。また更年期の脂肪は「皮下脂肪」として、背中やお尻などにもつきやすくなります。

皮下脂肪はいわば体の「非常食」のようなもの。「備蓄エネルギー」として体に蓄えられるため、消費カロリーを増やしても、なかなか燃焼させることができないのです。

ダイエットを始めても、皮下脂肪はすぐには解消されません。体内の代謝力を上げ、長期的なプランで皮下脂肪を落とすようにしましょう。

・効果的なダイエット方法について
>更年期のダイエット、成功の秘訣は「ストレスケア」にあり!

更年期の肥満を「BMI」で判定!

更年期 肥満

「肥満」とは、余分な脂肪が体に蓄積した状態のこと。
肥満度の判定には「BMI」(ボディマス指数)の数値がよく目安として用いられます。

<BMI数値の求め方>
→BMI=体重(Kg)÷(身長(m)×身長(m))

 

・BMIが18.5未満の場合
→標準よりBMI値が低く、痩せている

・BMIが18.5~25の場合
→標準的なBMI
(ただし標準体重でも体脂肪率の高い「隠れ肥満」の場合もあります)

・BMIが25以上の場合
→標準よりBMI値が高く、肥満気味である

まずは自分の現在の体重と「適正体重」を把握するようにしましょう。ちなみに最も病気になりにくいBMIの数値は「22」だと言われています。

肥満の主な原因は、食べ過ぎや運動不足など。肥満状態でいると、さまざまな病気のリスクが高まり、高血圧や糖尿病など「生活習慣病」につながる恐れもあります。

<更年期の肥満にはこんなリスクが>

・高血圧症、高脂血症
・糖尿病
・動脈硬化症
・心筋梗塞、脳梗塞 など

このような「生活習慣病」は、悪化すると治療が必要になります。「たかが肥満」と思わず、毎日の生活習慣を改善するよう心がけましょう。

更年期の体重増加に‥食生活の改善を

更年期 体重 増加

更年期になると、若い頃に比べて代謝能力が落ちてしまいます。そのため以前と同じ食生活をしていたら、体重は必然的に増える一方です。

代謝が落ちる分、食事量を減らせたらいいのですが、食事制限ばかりではストレスがたまりますね。まずはダイエットの手始めとして、食事のカロリーを減らす工夫をしてみましょう。

<いつもの食事をカロリーオフする対策方法>

・油っこいもの・揚げ物を避ける
・油分の多い洋食・中華より、和食を選ぶ
・できるだけ薄味を心がける
・飲み物にはなるべく砂糖を加えない

同じ素材の食事でも、調理法によって摂取カロリーは変わります。メニューを選ぶ際は、油っこい「揚げ物」より「焼き物」を選ぶことなどを心がけましょう。

砂糖・ミルクたっぷりのコーヒーを、無糖のお茶・ハーブティーに変えるだけでも、カロリーオフ効果が期待できます。小さな工夫の積み重ねでカロリーを減らす工夫を。

食事の「量」を減らしても満足感をおぼえるためには、食事の「質」を上げることが大事です。
更年期の食生活は、お腹いっぱい食べるよりも、質の良いものを少しずつ食べることを意識しましょう。

<ウーロン茶、プーアール茶で体重増加にストップ!>

更年期の食事は、油こいものは控えたいもの。でもたまには揚げ物など、脂質の多い料理も食べたくなりますね。

そんな時は食事のお供に、プーアール茶やウーロン茶を。ウーロン茶は半発酵茶なので、油の吸収をおさえる作用があります。

無理なくダイエットするためには、食生活の改善とあわせて、定期的に運動する習慣をつけるようにしましょう。ウォーキングなどの有酸素運動を、毎日の生活に取り入れてみて。

・痩せる食生活・食べ方のヒントについて
>更年期‥こんなに太るのはナゼ?太る原因と「痩せる方法」ヒント3つ

・定期的な運動で体重増加を抑えるには
>更年期の運動、何から始めたらいい?ヨガやウォーキングのコツは?

更年期の脂肪代謝を助ける漢方薬

更年期 脂肪 漢方

更年期の脂肪代謝をサポートする「漢方薬」には、どのようなものがあるのでしょうか。漢方医学では、太り方のタイプによって処方が変わります。

脂肪太りの場合は、便秘を解消して毒素を抜く漢方薬が使われます。一方水太りの場合は、余分な水分を排出する薬が処方されます。

<更年期の脂肪・肥満に処方される漢方薬の一例>

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
→利尿・便通作用により、体内の毒素を排出する効果が。のぼせ・むくみがあり、便秘がちな方に向く。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
→余分な水分を排出、むくみ太りを改善する効果が。汗かきで疲れやすく、下半身がむくみやすい方に向く。

・大柴胡湯(だいさいことう)
→肥満に伴う頭痛・肩こり、高血圧などの改善に効果が。体格がよく、便秘がちな方に向く。

漢方薬は、自分の体質にあった薬を服用することが大切です。できれば漢方専門医の診察を受け、最適な漢方薬を処方してもらいましょう。

更年期の脂肪代謝を高める薬は?

更年期の脂肪代謝サポートに漢方薬も効果的ですが、市販薬ではどんなものがあるのでしょうか。それでは脂肪の代謝を高める効果で知られる医薬品をご紹介しましょう。

ビスラットゴールドb(小林製薬)

更年期 脂肪 薬

製品名 ビスラットゴールドb(第二類医薬品)
価格・
内容量
70錠   1380円(約7日分)
140錠 2380円(約14日分)
280錠 4200円(約28日分)
用法 1日2回、1回5錠(1日の服用量・10錠)
注意点 食前または食間に、水またはお湯で服用

「ビスラットゴールドb」は脂肪の代謝を高める「肥満症改善薬」です。
漢方薬「大柴胡湯(だいさいことう)」を配合、体脂肪の代謝を上げる効果が期待できます。

「大柴胡湯」は、脂肪のもととなる「脂質」の吸収を抑えるだけでなく、脂質を燃やして排出する「代謝サイクル」をサポート。余分な脂肪を減らすことで更年期の肥満をケアします。

体力があり、便秘の傾向がある方に向きます。体力の無い方、胃腸が弱く下痢をしやすい方は服用を控えて下さい。体質にあうか不安な場合は、更年期の諸症状を和らげるサプリなどを試してみては。

体重増加を抑える工夫を!

更年期 脂肪

更年期は代謝が落ちるため、どうしても脂肪がつきやすくなります。肥満を招く食生活・生活習慣を見直し、体重増加を抑える工夫をしてみましょう。

<更年期、脂肪がつきやすい原因は>
・代謝パワーが落ち、消費できない脂肪が体につくため
・脂質を代謝する働きのある女性ホルモン「エストロゲン」が減少するため

<更年期の体重増加対策>
・食生活の改善を
・定期的な運動の習慣を
・脂肪代謝を助ける漢方薬・医薬品なども効果的

<更年期の脂肪代謝を助ける漢方薬>
・防風通聖散
・防已黄耆湯
・大柴胡湯 など

更年期になって筋肉量が落ちることも、肥満気味になる理由のひとつ。筋肉量が落ちると代謝が下がるだけでなく、体を動かすことも面倒になりますね。

更年期はイライラしたり、うつ気分になりやすい時期。「体重増加が止まらないし、運動する気もおきない‥」と、ストレスを抱え込んでしまうことも。

体にも気持ちにも負担をかけないために、まずは今できることから始めてみましょう。
軽いウォーキングをしたり、食事内容も見直してみたり。何か始めることで、心身ともに軽くなるはずです。

執筆者:さつき


2017/12/22 更年期‥この脂肪を何とかしたい!体重増加を抑えるポイントは? はコメントを受け付けていません。 更年期の対処法