更年期の「めまい」の原因は?めまいの対処法と改善のヒント3つ

更年期 めまい

「なんだか最近、クラクラとめまいがする‥」

更年期になって、急にめまいを感じるようなことはありませんか?めまいと同時に、耳鳴りや頭痛がしたり、吐き気を感じたり‥。

めまいやふらつき、立ちくらみは、更年期によく見られる不調ですが、症状がひどくなると普段の生活に支障がでることもあります。

・更年期の「めまい」や「ふらつき」の原因は?
・辛いめまいの対処法を教えて!
・更年期のめまいを和らげる生活習慣は?

突然おきる「めまい」のお悩みに。更年期のめまいの原因や対処法、効果的な漢方薬などについて、ご紹介しましょう。

更年期のめまい・ふらつきの原因は?

更年期 めまい ふらつき

更年期にめまい・ふらつきを感じる方は少なくありません。更年期になると女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が低下し、自律神経のバランスが乱れることで、めまいが引き起こされると言われます。

一般的にめまいは、「回転性めまい」「浮動性めまい」「立ちくらみ」など、いくつかのタイプに分けられます。

<めまいのタイプと原因>

「回転性めまい」
・天井がグルグルと回るような感じがする
・平衡感覚を司る「三半規管」(内耳にある小さな器官)のトラブルで引き起こされる

「浮動性めまい」
・体がフワフワとして、体に力が入らなくなる
・女性ホルモンの低下による自律神経の乱れや、ストレス、疲れなどが原因になる

「立ちくらみ」
・急に立ち上がると、クラクラとする
・低血圧や貧血、体内の血流が悪さなどから引き起こされる

更年期女性は、生理の回数や量が増えて貧血気味になることもありますが、貧血もめまいの原因のひとつです。また他にも疲労やストレス、血行不良や冷えなど、めまいの原因はさまざま考えられます。

更年期障害によるめまいや吐き気

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「めまいがひどくて立っていられない」
「頭痛や吐き気がして、何もできなくなる」

女性ホルモン「エストロゲン」が分泌される量は、40代なかばから急に減少します。このホルモンバランスの変化にうまく体がなじめず、「更年期障害」と呼ばれる不調が引き起こされます。

更年期障害の典型的な症状として「ホットフラッシュ」「大量発汗」などがあげられますが、更年期障害でめまいや吐き気、ふらつきなどの症状が見られることもあります。

更年期障害のめまいは、吐き気をともなうこともあります。更年期の吐き気は、自律神経のバランスが乱れが胃腸に影響を及ぼすことが原因と言われますが、めまいが吐き気を誘発することもあります。

・更年期の吐き気の原因と対処法について
>更年期、吐き気がするのはナゼ?吐き気の原因と対処法3つ

めまいは重症化する前に受診を

めまいが重症化すると、仕事も家事も手につかなくなり、日常生活に支障がでることもあります。「外で具合が悪くなって、動けなくなったらどうしよう」と思うと、外出するのも億劫になりますね。

更年期障害の不快な症状を和らげるためには、生活習慣の改善やサプリメントの摂取などが功を奏することもあります。しかしセルフケアをしても症状が改善されない場合は、早めに婦人科などを訪れましょう。

・辛い更年期の不調を病院で治療するなら
>更年期障害の治療法は?病院で行う治療方法や費用、治療薬を教えて!

・今ある不調が更年期障害によるものか病院で検査するなら
>更年期障害の検査について│検査方法や費用、婦人科の受診の流れは?

こんな場合はすぐに病院へ!

更年期障害の症状の1つとしてめまいが起きることもありますが、脳の病気が原因でめまいが起きることもあります。また回転性のめまいは「メニエール病」などの耳の病気が原因である可能性があります。

安静にしていれば落ち着く程度のめまいなら、心配ないことも多いのですが、めまいや耳鳴り、手足のしびれなどが頻繁に起きる場合は、「耳鼻咽喉科」や「脳神経科」を受診しましょう

<こんな症状を伴う時は要注意>
・頭痛、意識障害
・手足のしびれ、麻痺
・ろれつが回らない
・舌のもつれ
・ものが二重に見える

めまいという症状のかげに、重大な脳の病気が隠れている可能性もあります。以上のような症状が見られたら、すぐに医療機関の受診をおすすめします。

突然めまいが起きた時の対処法は?

更年期 めまい 対処法

すぐに治まる程度のめまいは心配のないことが多いものの、突然クラっとすると対処に困りますね。もし急にふらつきを感じたら、無理に動こうとせず、その場に座るか横になって休むようにしましょう。

めまいが和らぐ頭の角度や姿勢は、人によって違います。自分が「一番ラクになる」と思う姿勢で、症状が落ち着くまでじっと安静にしていましょう。

<急にめまいがした時は>
・その場に座るか横になる
・めまいがラクになる姿勢で安静にする
・落ち着くまで、なるべく頭を動かさない

もし外出時や人混みでめまいが起きた場合は、まず安全な場所に移動を。手すりなどがあればつかまり、転倒によるケガを防ぎましょう。

もし安静にしていても、めまいや頭痛が続いたり、意識がもうろうとしたり、物が二重に見えるような様子が見られたら、すぐに医療機関の受診を。

更年期のめまいを改善するヒント3つ

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いつ、どこで起きるかわからない「めまい」。「急にめまいがしたら怖いから、外出したくない」という気分になりますね。

それでは更年期のめまいなどの症状を和らげるためには、日常的にどんな点に気をつけたらいいのでしょうか。更年期のめまいやふらつきを改善するヒント3つをご紹介しましょう。

1)血流を促してめまいをケア

めまいを感じたら、落ち着くまで安静を心がけたいものですが、日々じっとして体を動かさないでいることはNG。運動不足から血流が悪くなり、更年期の諸症状が悪化することもあります。

適度な有酸素運動の習慣をつけることで、更年期障害の症状が軽くなるというデータもあります。日頃から身体に無理がかからない程度の運動を心がけ、体内の血流を促すようにしましょう。

脳には全身の血液の15%が流れると言われています。つまり、脳の血行を良くするには、全身の血行をよくするのが一番近道です。

運動をしたり、入浴をしたり、温かい服装を心がけたり、ストレスをなくしたり‥。(中略)頭をよく使って脳の活性を高めることでも血液量は上がります。

引用:「ホントはコワイ更年期障害 35の対策」福田千晶(日東書院)p.33

更年期のめまいには、日頃から脳や全身の血流を促してケアを。定期的にウォーキングなどの有酸素運動をするのも効果的ですが、脳や指先を使うことでも脳内の血行はよくなると言われます。

人と会話をしたり、段取りしながら料理をしたり、指先を使う動きするなどして、積極的に脳を活性化しましょう。

また体内の血流をアップするためには、身体を冷やさないこと、入浴して身体をしっかり温めること、ストレス解消をすることなども大切です。

2)バランスのとれた食生活を

更年期の辛い症状を改善する基本は、適度な運動と十分な睡眠、そしてバランスのとれた食生活を心がけること。必要な栄養をしっかり摂ることは、更年期を快適に過ごすためのコツです。

更年期のめまいやふらつきを抑えたいなら、自律神経のバランスを整える「ビタミンB群」や、女性ホルモン不足を補う「大豆イソフラボン」を食生活に取り入れてみて。

疲労回復のため、バランスのとれた食事を心がけて。たっぷりと摂りたいのがビタミンB群。

なかでもビタミンB12は、血流をよくし、精神の安定を保つ働きのあるビタミン。野菜にはほどんど含まれていないため、極端に野菜ばかり食べている人には不足しがちです。

引用:「不調をなおしてキレイになる 女性ホルモン基本事典」平田雅子(成美堂出版)p.69

「ビタミンB12」は、神経の機能を保つ働きのあるビタミンで、めまいの治療薬にも含まれる成分です。野菜中心の食事をしている方や、貧血気味の方は、特に意識して摂りたい栄養素です。

<ビタミンB12 が多く含まれる食品>
・豚レバー、牛レバー、鶏レバー、
・シジミ、アサリ、牡蠣、サンマ、ニシン、イワシ
・味付けのり、焼きのり、煮干し など

ビタミンB12は、レバーや魚介類などに多く含まれます。普段の食事に積極的に取り入れて、更年期のめまいや貧血を予防しましょう。

3)めまいに効果的な漢方薬を

更年期のめまいを緩和するには、漢方薬の服用も効果的です。漢方医学では、血の流れが滞る「瘀血(おけつ)」や、余分な水分が滞る「水毒」がめまいの主な原因だと考えます。

漢方薬でめまいをケアする際には、体全体を温めて、停滞した「血」や「水」の流れを促す効能のあるものが多く処方されます。

<更年期のめまいに処方される漢方薬の一例>

「真武湯」(しんぶとう)
→フワフワとした浮遊性めまいに多く使われる漢方薬。体内の水の巡りを促し、体を温める効果が。冷えや動悸、倦怠感の緩和にも。

「苓桂朮甘湯」(りょうけいじゅつかんとう)
→めまい、ふらつき、立ちくらみに効果的な漢方薬。「水毒」に対する代表的な処方で、余分な水分の排出を促す働きがあります。動悸、頭痛、息切れにも効果が。

「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)
→めまいだけでなく、更年期障害や月経関連の疾患に効果的な漢方薬。頭痛や肩こり、冷えのぼせなどの症状を和らげる効果も。

漢方薬は体質にあった薬を飲むことが大切なので、漢方薬でめまいをケアしたい場合は、漢方専門医に診てもらうと確実です。

もっと手軽にケアしたい場合、更年期の不調をケアするサプリメントなどを選択肢に加えてもいいでしょう。

・副作用の心配なく長期常用できる更年期サプリは?
>更年期サプリのおすすめは?実力派サプリを徹底比較・ランキング!

自分の体を労ることで、日々の不調のケアを

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回転性のめまいが起きる「メニエール病」などは、ストレスが原因の1つだと考えられています。更年期のめまいは、大いにストレスや疲れの影響を受けるのです。

<更年期のめまいの対処法>
・その場に座るか横になり、安静にする
・めまいや頭痛が続く場合、すぐに病院へ

<更年期のめまいを改善するヒント>
・普段から体内の血流を促すようにする
・バランス良い食生活を心がけ、ビタミンB12などを摂取する
・めまいをケアする漢方薬の服用も

更年期のめまいやふらつきがひどい場合、ケガをしたり事故を起こす恐れがあるため、自転車や車の運転は控えるようにしましょう。

体調に自身がない時は、無理をしないことが大切です。
時間に余裕をもったスケジュールを組み、こまめにストレスを解消するよう心がけましょう。

できるだけ夜更かしをせず、早寝早起きをする。バランスの取れた食生活を送る。しっかり運動して、寝る前はリラックスタイムを持つ‥自分の体を大事にすることで、日々の不調をケアして下さいね。
 

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執筆者:さつき


2018/02/14 更年期の「めまい」の原因は?めまいの対処法と改善のヒント3つ はコメントを受け付けていません。 更年期の対処法