更年期、かゆみや湿疹・蕁麻疹が出るのはナゼ?原因とセルフケア法5つ

更年期 かゆみ

「更年期になって、肌のかゆみが気になる‥」

年齢を重ねると肌が乾燥しやすくなるため、今まで肌トラブルが無かった方でも、全身にかゆみを感じるようになります。

乾燥した肌はバリア機能も低下するため、炎症を起こしやすい状態に。そのため更年期になると、湿疹ができたり、蕁麻疹が出たり‥

・どうして更年期に肌のかゆみを感じるの?
・更年期の湿疹・蕁麻疹の原因は?
・つらい肌トラブルを改善する方法は?

お肌の乾燥・かゆみに悩まされる更年期。肌トラブルの原因や、かゆみを緩和するセルフケア方法などについて、まとめてみました。

更年期‥体のかゆみが辛い!

更年期 かゆみ 原因

更年期になると、全身の皮膚がカサカサと乾きやすくなり、全体的に潤い不足を感じるようになりますね。皮膚の乾燥から、かゆみなどの肌トラブルに悩まされる方も少なくありません。

よくかゆみが出る場所としては、下着があたるお腹の部分や、手足の内側、靴下のゴムがあたる部分などがあげられます。もともと肌が敏感な部分にかゆみがあらわれることが多いようです。

体のかゆみが強いと、ついかきむしってしまい、皮膚に炎症を起こすこともあります。また、肌が刺激に対して敏感になるため、湿疹や蕁麻疹を起こしやすくなります。

更年期のかゆみの原因は?

更年期になると、体にさまざまな不調を感じるようになりますが、「肌のかゆみ」も更年期にあらわれる症状のひとつ。

更年期になると、お肌に潤いを与える役割のある女性ホルモン「エストロゲン」が減少します。

「エストロゲン」が減ると‥

→肌の新陳代謝のスピードが落ちる
→皮膚のターンオーバーが乱れることで、水分保持力が衰える
→肌が乾燥し、痒みを感じるようになる

更年期にうるおいが不足するのは、皮膚だけではありません。目が乾燥したら「ドライアイ」、口の中が乾燥したら「ドライマウス」、膣など陰部の乾燥に悩むこともあります。

お肌に水分をキープする能力が衰えると、皮膚のバリア機能も低下します。そのため、さまざまな刺激に敏感になり、肌のかゆみを感じてしまうのです。

肌のバリア機能の低下から、今までアレルギーの無かった方でも、金属などにアレルギー反応を示すこともあります。

更年期の湿疹の原因は?

更年期 湿疹

湿疹とは、皮膚に赤みやかゆみなどの炎症が起きる皮膚疾患です。湿疹の主なものには「アトピー性皮膚炎」「接触性皮膚炎」「脂漏性皮膚炎」などがあります。

湿疹は、肌が外からの刺激に負けて炎症を起こしている状態です。肌のバリア機能が衰え始める更年期は、湿疹に悩まされることも増えるかもしれません。

湿疹を引き起こす刺激の一例

・ハウスダスト
・花粉
・ウイルス、細菌
・紫外線 など

手にだけ湿疹ができる「手湿疹」もあります。水仕事の多い主婦や調理師などに多く見られるため「主婦湿疹」とも呼ばれます。

手湿疹の場合は、水仕事のときに手袋を使うようにして対処を。ゴム製の手袋にかぶれる場合は、手袋の内側に自然素材の手袋をしましょう。水仕事のあとには、ハンドクリームを塗って保湿することも忘れずに。

更年期の蕁麻疹の原因は?

蕁麻疹とは、皮膚が突然赤く腫れる皮膚疾患で、ひどいかゆみを伴うこともあります。蕁麻疹はしばらく経つと消えていくという特徴があり、数時間で症状が治まることもありますが、半日以上続くことも。

蕁麻疹は食べ物・薬品などが原因となる「アレルギー性蕁麻疹」と、ストレスや物理的刺激による「非アレルギー性蕁麻疹」の2つに大別されます。

蕁麻疹を誘発する原因の一例

・食べ物、薬剤
・植物
・感染症
・ストレス、疲労
・日光、摩擦など物理的な刺激
・入浴、発汗、運動 など

更年期は肌が敏感になるだけでなく、疲労やストレスがたまりやすい時期。「更年期になってから蕁麻疹に悩まされるようになった」という方も少なくありません。

なかでも繰り返し起こる蕁麻疹には、ストレスや疲労が大きく関与していると言われます。皮膚のかゆみをケアするだけでなく、心身の疲れも取り除くよう心がけて。

更年期のかゆみの治療は?

更年期 かゆみ 治療

更年期のかゆみ・湿疹・蕁麻疹の原因はさまざまで、原因が特定できない場合も多くあります。症状が軽い場合は、市販薬で対応してもいいのですが、皮膚科を受診して治療することが確実です。

こんな時は皮膚科へ

・体中の皮膚にかゆみがある
・かゆみが強い
・皮膚が赤く腫れ、炎症を起こしている
・腕や脚などに、アリがはうような感覚(蟻走感)がある

アトピーなどの既往歴がないのに痒みに悩まされている方も、皮膚科の受診を検討してみては。更年期の肌トラブルは、皮膚科から婦人科が紹介される場合もありますし、逆に婦人科から皮膚科を紹介されることもあります。

更年期のかゆみ対策に!セルフケア方法5つ

更年期 かゆみ 対策

更年期のお肌のかゆみや炎症の原因は、皮膚が乾燥してバリア機能が衰えること。それならば、皮膚のみずみずしさを保ち、バリア機能を健やかに働かせるにはどうしたらいいのでしょうか。

お肌にうるおいをキープするために、日々心がけたいセルフケア方法や生活習慣5つをご紹介しましょう。

 

1)お風呂で肌を洗いすぎない

毎日のお風呂で、カラダを洗いすぎていませんか?洗浄力の強い石鹸やボディソープなどでいつも全身を洗っていると、お肌に必要な皮脂まで落ち、皮膚の乾燥が進行してしまいます。

更年期のお肌は皮脂の分泌が低下しているため、皮脂の落としすぎには注意が必要です。湯船につかるだけで皮脂汚れは落ちるので、石鹸を使って全身を洗うのは週2~3回でOK。

乾燥しやすい腕や脚などはお湯洗いのみで、汗や汚れが気になる部分だけを石鹸で洗うようにしましょう。また熱い湯に長時間つかったり、ナイロンタオルで体を洗うのも避けましょう。

 

2)こまめにお肌の保湿を

体のかゆみを緩和するには、お肌を乾燥させないことが重要です。水仕事のあとやお風呂上がりには、こまめに保湿クリームなどを塗るようにしましょう。

肌のバリア機能アップのためには、「セラミド」や「ヒアルロン酸」配合の保湿剤がおすすめです。

皮膚に水分が残っていると、水分が蒸発する際にお肌の水分も奪われてしまうので、すぐに水分をふきとって保湿するようにしましょう。

 

3)温かい飲み物で水分補給

体を内側から潤わせるためには、適度な水分補給を忘れずに。温かい飲み物を、欲しいと思ったタイミングで飲むようにしましょう。

ミネラルウオーターなどをたくさん飲む健康法などもありますが、更年期世代にはおすすめできません。水の摂り過ぎで胃腸が弱くなり、血の巡りが悪くなってしまう恐れもあります。

ビタミンやミネラルなどを豊富に含むお茶やハーブティーなどをホットでゆっくり飲んで、血流を促すようにしましょう。

 

4)できるだけ紫外線を避けて

紫外線は肌の老化だけでなく乾燥も進行させるため、できるだけ紫外線を避けることも大切です。

日焼け止めを塗ってもいいのですが、肌が敏感になっている場合は、日焼け止め塗ることで肌にかゆみを覚えることもあります。

UVカット素材の服や日傘などを活用して、直射日光を避ける工夫を。

 

5)夜更かし、夜食は控えめに

お肌のうるおいは、夜眠っている間に作られます。夜更かしばかりしていると、お肌が荒れる原因にもなるので、できるだけ早寝早起きを心がけるようにしましょう。

また、夜遅くに食事をとると、睡眠の質を下げてしまうと言われています。夜遅い時間の食事は、できるだけ控えめに。

どうしても夜食を食べる場合は、温かい野菜のスープなど、消化のよいものを選びましょう。

こまめなケアで、潤いをキープ!

更年期 かゆみ

皮膚が乾燥して、かゆみ・湿疹・蕁麻疹などが出やすくなる更年期。お肌をトラブルから守るためには、こまめな保湿ケアと、肌を乾燥させない工夫が必要です。

ストレスや疲労が誘因となって、かゆみや蕁麻疹などの肌トラブルが起きることも多くあります。更年期はやるべきことも責任も増える世代ですが、心身ともに疲れをためないことが大切です。

がんばりすぎるアナタこそ、がんばりすぎないよう心がけて。普段から体もお肌もゆったりと労わることを意識しましょう。

執筆者:さつき


2017/06/09 更年期、かゆみや湿疹・蕁麻疹が出るのはナゼ?原因とセルフケア法5つ はコメントを受け付けていません。 更年期の対処法