更年期の貧血の原因は?今日からできる貧血対策3つと漢方薬について

更年期 貧血

「最近、めまいや立ちくらみがする‥これって更年期のせい?それとも貧血のせい?」

疲れやすくて体が重い、すぐに動悸や息切れがする、めまいがしてフラフラする‥こんな症状があらわれると「更年期の不調が始まったかな」と思ってしまいますね。

でもその症状は、もしかして「貧血」によるものかもしれません。更年期と貧血の症状は、実によく似ているのです。

・貧血になる主な原因は?
・貧血になると、どんな症状があらわれるの?
・更年期世代に効果的な「貧血対策」は?

「もう更年期だから‥」と諦めていたその不調も、貧血を改善することで、次第に和らぐかもしれません。更年期世代の貧血の対策方法について、ご紹介しましょう。

更年期の不調と貧血の症状は、似ている?

更年期 貧血 症状

最近、少し運動しただけで動悸や息切れがする、めまいや立ちくらみでフラフラする、すぐに疲れてしまう‥そんなことはありませんか?

「更年期障害」でめまいや頭痛などの症状があらわれることは多いのですが、貧血でも同じような症状が見られる事があります。

<貧血で引き起こされる症状>

・めまいや立ちくらみがする
・動悸、息切れがする
・疲れやすく、体が重い
・頭痛がする
・肩こりがひどい
・体の冷えを感じる
・顔色が悪い
・食欲がない
・ユウウツな気分になる

貧血の症状は、更年期にあらわれる不調とよく似ていますね。実際に「更年期障害だと思って病院に行ったら、実はひどい貧血だということが分かった」という方も少なくありません。

それでは、貧血はどのような原因によって引き起こされるのでしょうか。

貧血の主な原因とは

更年期 貧血 原因

貧血とは、血液中の「ヘモグロビン」濃度が基準の値を下回った状態のことです。
血液中のヘモグロビンが正常値より減少すると、体のすみずみまで酸素・栄養が行き渡らなくなり、めまいや息切れなどの症状が引き起こされます。

多くの場合、ヘモグロビン値の低下は、鉄分の不足により引き起こされます。それでは鉄分は、どのような原因から不足するのでしょうか。

鉄分が不足する原因は?

・鉄分の摂取不足
・偏った食生活
・無理なダイエット
・生理などでの出血、月経過多

ダイエットで肉などのタンパク質を制限したり、糖質ばかり摂る食生活を送っていると、必然的に鉄分が不足します。

また閉経前の女性は、月経による出血によって、鉄分が不足気味になる傾向があります。
「40代の日本人女性の4人に1人が、鉄欠乏性貧血(=鉄分の不足による貧血)である」というデータもあります。

それでは、鉄分不足による貧血を解消し、更年期を快適に過ごすには、どのような対策方法が考えられるのでしょうか。

更年期世代の「貧血対策」3つのヒント

更年期 貧血 対策

病院で行われる鉄欠乏性貧血の治療には、医療用の「鉄剤」が処方されます。鉄剤は、鉄分の含有量が多いというメリットがありますが、吐き気・下痢・便秘などの副作用があらわれる可能性もあります。

それでは、鉄剤のお世話にならずに自力で貧血を改善・予防するためには、どのような事を心がけたらいいのでしょうか。更年期世代でも無理なく実践できる「貧血対策」3つを見てみましょう。

1)食生活の改善を

貧血の改善するためには、普段の食事からしっかりと鉄分を摂ることが重要です。病院でも貧血の原因が「鉄不足」だと診断されると、食生活を改善するように医師から指導されます。

貧血緩和のために必要不可欠な鉄分は、「ヘム鉄」「非ヘム鉄」の2種類に分けられます。

「ヘム鉄」とは
→動物性の食べ物に含まれる

・肉類‥豚・牛・鶏のレバー、豚モモ肉、牛モモ肉など
・魚介類‥カツオ、マグロ、イワシ、赤貝、アサリ、牡蠣など
・鶏卵

 

「非ヘム鉄」とは
→植物性の食べ物に含まれる

・大豆製品‥納豆、生揚げ、豆腐など
・野菜類‥菜の花、小松菜、ほうれん草など
・海藻類‥ひじき、わかめ など

動物性の「ヘム鉄」は吸収率がよいと言われます。なかでも豚・牛・鶏レバーは鉄分摂取に適した食材で、吸収率のよい「ヘム鉄」のほかにも、鉄分の吸収を助けるビタミン類が含まれています。

鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップすると言われています。小松菜やほうれん草などの野菜は、鉄分だけでなくビタミンCも豊富なので、更年期の貧血対策に最適。

その他、プルーンやレーズンなどのドライフルーツ、アサイー、ココアや抹茶などにも鉄分は含まれています。「レバーはどうも苦手」という方におすすめです。

食後のコーヒーには注意を!

食事のすぐ後にコーヒーやお茶を飲んでいませんか?コーヒーなどに多く含まれる「タンニン」には、鉄分の吸収率を下げる働きがあると言われています。

コーヒーやお茶を飲むなら、食事のすぐあとのタイミングは避けるようにしましょう。

また、添加物の多いインスタント食品やファーストフード等も、貧血を悪化させる一因になります。鉄分不足を防ぐためにも、カロリーが多く栄養が少ない食べ物は、できるだけ避けるようにしましょう。

2)貧血に効果的な漢方薬を

更年期の貧血対策には「食生活の改善」が必要ですが、貧血に改善効果を発揮する「漢方薬」を服用するのも1つの方法です。

東洋医学において、貧血は「血」が不足している「血虚(けっきょ)」という状態だと考えます。そのため貧血には「血虚」に対する漢方薬が処方がされます。

<貧血によく処方される漢方薬>

・四物湯(しもつとう)
→「血虚」に対する基本的な処方で、「血」の働きを促進する働きがある。

・苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
→めまいや立ちくらみがあり、フラフラしやすい方に最適。

・温経湯(うんけいとう)
→月経不順・冷えのぼせの症状がある方に。体を温め血流を促す働きがある

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
→めまいや冷えを感じる方に。ホルモンバランスを整え、排尿を促進、水分の代謝をよくする働きがある

漢方薬は、自分の体質に最適な処方がされることで効果を発揮します。自己判断で漢方薬を選ばず、漢方医に処方してもらうことがおすすめです。

3)貧血・倦怠感を緩和するツボ

貧血や月経痛・月経不順に効果的なツボに「三陰交」(さんいんこう)があります。

更年期 貧血 対策

「三陰交」
→内くるぶしの頂点から、指4本分上にあるツボ。

・息をゆっくり吐きながら、指の腹で押します
・1度に3回ほど押してツボの刺激を

三陰交は「冷えに効果的なツボ」として有名ですが、倦怠感や足がつるといった症状にも効果的。この部分に温灸しても良いでしょう。

更年期の貧血は、食べて治そう!

更年期 貧血

貧血の症状は、更年期の症状とよく似ています。「更年期の不調を治療しようと病院に行ったら、貧血だと診断され、鉄分を補給したらカラダが楽になってきた」というケースも多くみられます。

貧血かどうかは、内科で採血することで検査することが出来ます。
検査費用は健康保険の適応によって異なりますが、自己負担額は1500~3000円程度。高額な費用はかからないので、気になるなら検査を受けてみては。

更年期症状と似た「貧血」の症状
・めまい、立ちくらみ
・動悸、息切れ
・倦怠感、疲労感
・頭痛、肩こり
・体の冷え など

更年期世代の貧血対策
・食生活の改善
・貧血に効果的な漢方薬を
・倦怠感・貧血に効果的なツボ「三陰交」を

貧血の治療に鉄剤も効果的ですが、更年期の貧血はやはり「食べて治す」ことがおすすめです。鉄分の豊富な食材を、意識して口にするよう心がけましょう。

「よく食べることは、よく生きること」です。

化学的に合成された鉄剤よりも、滋養のある食べ物をバランス良く食べるようにしましょう。日々、自然なパワーを持つ食材を口にすることで、かつての元気が取り戻せるはずです。
 

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執筆者:さつき


2017/06/30 更年期の貧血の原因は?今日からできる貧血対策3つと漢方薬について はコメントを受け付けていません。 更年期の対処法